「感動して子どもが泣いていました!」
「プロ意識をもって取り組んでいて、すごいと思いました」
「感動しました!心揺さぶられる良いものを見させていただき、ありかとうございます」
2年に一度贈る、ほしかぜの本公演は、前回の「ゴーゴー!!ツッパリ★トラベラー」から、「推しキャラクター総選挙」なる人気投票企画を実施しています。これは、観劇頂いた皆さんにアンケートを書いていただき、最も多くの票を勝ち取った上位3人までを発表し、表彰しているアフター企画になります。冒頭のメッセージは、そんなアンケートの一部をご紹介させていただきました。
主宰・KAEDEのモットーは、「出演者全員に見せ場を用意し、誰もが輝ける瞬間を演出すること」。
メンバーが演じるのは、ひとりひとりにアテ書きをして創り出したキャラクターのため、与えられたキャラをいかに自分のものにして昇華できるかが、腕の見せ所となります。
もちろん、物語を進めるうえで、否が応でも魅力的となるキャラクターもいますが、それだけで人気のキャラを想像してしまうのは早計です。そう、実は前回は、誰も予想していなかったようなランキングが形成され、演者からスタッフまで、皆が感動を覚えるほどに、劇的な展開が待っていたのです。
ということで、第3回目となった「異世界ア・ラ・モード」。ツッパリ以上に魅惑なキャラが満載なだけに、たいへん予想しづらく、主宰・KAEDE自身もまったく想像がつかなかったそうです。
さてさて、いったい誰が栄光を手にしたのか?
まずは、第3位からの発表です。と、思いきや、ここは、発表の場では発表しなかった、5位から披露していきましょう!
第5位はもうひとりのヒロイン・メデューサ(ひま)
4位との間が数票差! 5位に選出されたのは、異世界の孤独な女王・メデューサを演じたひま。
人前でしゃべったり大きな声を出したりするのが苦手なタイプの彼女は、むしろ、たんたんとボソボソとしゃべることで魅力がアップするキャラクターを演じ、主人公セイラの対極を表現するもうひとりのヒロインとして、見事な世界観を見せつけてくれました。ずっとつけてきた仮面をとった瞬間の美しさは、誰もが感嘆の声をあげるほど。
カーテンコールでは、どうしても「異世界あらどーも」の衣装を着て、皆と共に挨拶をしたかったようで、早着替えをして戻ってきました。このシーンもまた泣けた!
「かわいい!かっこいい!役作り上手すぎ!」(10代)
第4位は主役ふたりと狂言回し
4位は同票獲得で、3人がランクイン!
主役のセイラとカラバ侯爵に、半ドア人間として狂言回し的な役を担ったハーメルンが選ばれました。
ハーメルン役のW。旗揚げ公演「竹取物語」でも狂言回し的な役を演じ、「ゴーゴー!!ツッパリ★トラベラー」の際は、主人公に抜擢されるなど、ほしかぜを代表する演技派俳優です。2023年は最高学年となり、座長となって大所帯となったほしかぜを引っ張っていく役割も担います。ハーメルンの役どころも、KAEDEが信頼するあまり長台詞を用意、大事な場面を見事なセリフ回しで観客を魅了しました。そんな彼でも、今回の大舞台は相当に緊張したようで、珍しく舞台裏では固い表情を見せたりもしていましたが、本番ではプレッシャーにも打ち勝ち、最高級のお芝居を見せてくれました。
「ハーメルン役の彼の演技がとても自然で、才能を感じました」(40代)
カラバ侯爵およびカズマを演じたことこ。彼女も「竹取物語」から出演している初期のころからのメンバーで、ツッパリの際は、名番長・パイセンを演じて人気投票で1位を獲得いたしました。面白いのが、前回も今回も、主役陣がベスト3に入っていないという点。もちろん、主役を張るだけに、物語をぶん回さなければならないので、間違いなく魅力的なキャラクターですし、間違いなく素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていて、そこに異論はまったくありません。今回も、ことこにしかできない男前な表現力で、最高にイカした芝居を披露。メンバーたちや保護者の方々からの人気はナンバーワンでした!
「踊りも演技も滅茶苦茶うまくてびっくりしました。あと衣装似合いすぎる…!」(20代)
さぁさぁ、本公演のヒロインの登場です。セイラを演じたK先生。前回のツッパリで、コミカルな動きで爆笑を勝ち取った先生役を演じましたが、今回はそのキャラからはまったく想像もつかないほどの変貌を遂げました。彼女の芝居は透明感抜群! 今、この年代にしか表現することができないのではないかと思わせる、清廉純粋な演技で、会場中のハートをつかみました。最後の「異世界ボレロ」は必聴! あのシーンで感極まって涙した人は多いのではないでしょうか。次の卒業公演ではどんな演技で魅了してくれるのか、今から楽しみで仕方ありません。
「セイラが勇気を出して歌い出すところが好きです。歌めっちゃ上手!」(40代)
ちなみに、3位との票差はなんとたったの1票! それだけ上位陣は肉薄していたということになりますね。
さぁということで、お次はいよいよ、ベスト3の発表です!
第3位→のんのんばぁ(チョメ)
「絶対ランクインはすると思っていた!」と豪語したのは、のんのんばぁを熱演したチョメ。じつは、本番の一週間前まで、KAEDEが目指す芝居ができずにどうなることかと思っていたところ、なぜだか直前になって一皮むけてグレードアップ! 物語が始まる前に登場して、会場中の視線と意識を引き付けなければならないという大役を、本当に見事にやりきりました。そこからテンション高めな芝居へと切り替わるスイッチのオンとオフの付け方もパーフェクト! この難易度の芝居をこなせるようになるとは……! 子どもたちの成長の瞬間を間近で体感できる、それがほしかぜを味わう醍醐味ですね。エンディングのカーテンコールへの切り替えもサイコー!!
「オープニングとエンディングでのあの間のとりかたが圧巻! すべてが決まるあのシーンで客いじりまでする度胸に脱帽です」(40代)
第2位→アーラ(ニコちゃん)
アイドルユニットでのランクインではなく、まさかの単独2位を獲得したのは、アーラ役のニコちゃん。映像スタッフの伊勢さんが、「ニコちゃんのアイドル性がヤベェ!」と、MV撮影時からひたすらに言い続けてきましたが、本番の舞台でもそれが証明されました! 「異世界ア・ラ・モード」の作曲を手掛けたシブヤタカミチ先生も、「あの子のトガった声はちょっとすごい……」と驚嘆、しかもそれが踊りながらでもまったくブレずに発声できているのが、また化け物か!(笑)というほどに、洗練されていました。しかも、小学3年生でこのクオリティ。誰もが期待せずにはいられない、ほしかぜから誕生する未来のスーパーアイドル!? 第4回本公演では5年生になるため、そのときにどんな役どころに抜擢されるのかも今から楽しみですね。
「ダンスも歌もキラキラ! これからが楽しみです!」(30代)
のんのんばぁにニコちゃん、正直、この二人が発表されたあと、1位になるのは主演ふたりのどちらかなのかな? と、会場中の多くが感じていたと思いますが、なんと、結果は……!
第1位→みにくいアヒルの子または白鳥(かいやん)
震えました。この結果には正直、ずっと見てきたスタッフとしては、本当に本当に震えました。なんなら、ちょっと泣き入りました。栄光の第1位を獲得したのは、みにくいアヒルの子からの白鳥を華麗に演じたかいやん! いやぁ、これはとんでもないですよ。なぜならば、まず、そもそもが本公演の物語において、そこまで登場回数は多くないキャラクターで、なんなら、白鳥へと進化するときの「エアリアルショー(空中パフォーマンス)」までは、その存在すらあまり認知していなかったという人もいるのではないでしょうか。KAEDEがどうしてもやりたかったパフォーマンスのひとつがエアリアルで、それをこなせるほどの身体能力をもっていると期待されたのがかいやんでした。エアリアルは特殊な器具を使うため、皆とは別の稽古場に通いつめ、ただひたすらにこのショーのための練習を繰り返してきたかいやん。「この瞬間は、会場中があなたのことだけを見ているんだよ」というKAEDEからのプレッシャーに、普段の飄々としたかいやんからは見られない緊張感ある表情が見られましたが、本番では練習の成果を120点満点な勢いで見せつけてくれました。ほしかぜ史上最強の大舞台で、文字通りのスーパースター的なパフォーマンスが、観に来てくれた多くの人たちに認められ、絶賛されたという事実に、関係者一同、本人以上に嬉しい気持ちになりました。
「さいご、白鳥が目覚めて、アヒルじゃないよ白鳥だよのやりとりをするところで涙腺崩壊しました」(10代)
「白鳥のソロパフォーマンスがすごかった。大勢の前であそこまでできるとは……」(20代)
「白鳥のショーが美しかった。感動した!」(30代)
クリスマスパーティーで表彰式
ということで、まったく予想できなかった今回の総選挙。発表は、恒例のほしかぜクリスマスパーティーで実施いたしました。クリスマスパーティーは母たちのパフォーマンスやビンゴ大会などでも盛り上がりましたが、一番皆が注目し、熱気が最高潮に達したのはこの発表だったんじゃないでしょうか。それだけ、皆、人気投票的な総選挙というイベントが好きなんですよね。そう、誰かに認められるって、とっても大事なことだと思います。その輝きを、ぜひ、今後の人生でも失わずに突き進んでください。
本当におめでとう!
そんな発表の場の様子をYouTubeにて公開しましたので(2023年1月9日まで)、子どもたちの反応をお楽しみください。
今回ランクインしたほとんどの子たちが第4回公演時には卒業しているため、彼、彼女たちの活躍が見られるのは今回がラスト(※ひまとニコちゃんのみが次回公演に出演)。ぜひ、このランキングを頭に入れながら、本公演の映像をお楽しみ頂けたら幸いです。
ということで、第3回本公演「異世界ア・ラ・モード」本番映像を、ランキング発表の本日から、子どもたちの冬休みの間だけ、特別に再公開いたします! あの感動をもう一度!
「最後の歌で子どもたちのすすり泣く声や涙を拭う仕草がとっても身にしみました。全力でぶつかったからこその涙なのかなと思います。そんなところも含めて、とーっても素敵でした!また皆さんに会いたいです。みんながんばれ!!!!!」(20代)
そして、「異世界ア・ラ・モード」をご観劇いただいた皆様、さらにアンケートにまでご丁寧におこたえくださった皆様、本当にありがとうございました! 次回公演はさらなる飛躍を目指して、メンバーおよびスタッフ一同、邁進してまいります!
また会いましょう!