【2年に1度の本公演】
ほしかぜでは、2年に1度、大きな舞台を1日だけお借りして、パフォーマンス活動の集大成を披露しています。5歳から入団可能なので、もっとも多い子は計4回の大舞台を経験できることになります。また、そのほか年間通してはミニ公演などもおこなっており、常に表現の場が用意されています。卒業システムを取り入れているため、代々、子どもたちが入れ替わっていくのも特徴のひとつです。
【主役はいるけれど主演は全員】
ほしかぜの本公演は、事前に用意された脚本を子どもたちが演じるのではなく、子どもたちそれぞれの個性にあった脚本を創ることで、彼、彼女にしかできないパフォーマンス、表現を舞台の上で発揮させることに重きをおいています。それぞれの〝見せ場〟をつくることで、皆が〝輝ける瞬間〟を演出しているのです。
【自己肯定感と他者を認める人間力】
子どもから大人まで、あらゆる年代の男女とともに、集団でひとつのものを創り上げることで、自分を知り、自分の見せ方を知り、そして、自分を大好きになる……。また、舞台はひとりでは創れません。多くの人たちとのかかわりのなかで作品を創ることから、他者との共存、認め合う力も自然と身に付きます。
地域や高齢者と子どもたちをつなぐ
ほしかぜは、足立区エリアの子どもたちが中心となって活動する集団です。地域の企業様や個人様からの応援・支援をいただき、活動することができています。
2年に1度、実施される本公演含め、ほしかぜの表現活動にファンがつくことで、地域同士のつながりを深めることにもつながります。サッカーJリーグの地元ファンたちの結束が強いように、足立区のほしかぜという集団にファンがたくさんできることで、地域活動の輪も広がっていくはずです。
毎年、甲子園でお気に入りの高校の選手をチェックするかのごとく、代々子どもたちが入れ替わっていくほしかぜのサポーターが増えることを願っています。
ちなみに、本公演を実施すると、その日訪れる人たちの間でもコミュニケーションがうまれ、地域の企業様同士がほしかぜを通してつながることもございます。
また、コロナ禍以前は、精力的に老人ホーム慰労も実施しようとしていました。高齢者の方々には子どもたちと触れ合うことでエネルギーを、子どもたちは高齢者の方々から拍手を頂くことで喜びと自信を、互いにプラスのパワーを生み出す相乗効果が期待できる活動ではないかと考えています。