足立区を歩く。

かつて魚市場のあった「尾竹橋公園」とリバーサイドを散歩する。

隅田川に架かる、なんと、1万6000平方メートル超えという広大な面積を誇る、足立区と荒川区の境界線近辺にある公園。

園内は、遊具のある広場と野球場やテニスコートなどのスポーツ施設が整備されたエリアと大きく2つに分かれています。

木々に囲まれた気持ちのいい空間

「かつては森だったのでは?」のような錯覚に陥るほど、豊かな緑に囲まれた空間で、フィトンチッドよろしく気持ち良さは抜群。

滑り台にブランコ、鉄棒にシーソー、砂場など、小さな子どもも楽しめるオーソドックスな遊具が揃っているうえに、夏は「じゃぶじゃぶ池」が解放され、たくさんの家族が訪れる憩いスポットまで現出。私たちが遊びに行ったときは、まだじゃぶじゃぶ池はオープンしていませんでしたが、日光を遮る木々に囲まれた場所が多いため、ワンプッシュ型のテントなどを持ち込んでピクニック気分を味わうことも可能なのではないかと感じました。

足立区と荒川区の境界線

足立区と荒川区の境にあり、大江戸から足立区入りするための玄関口のひとつともいえる場所にあるとはいえ、立地的には誰でも訪れやすい場所にあるわけではありません。駐車場が完備されているので車での訪園をオススメしますが、川沿いで景観よろしな側面もあるので、もちろん、自転車やランニングなど、自らの足を使って足立区散策しつつ訪れても良さそうです。

現に、私たち親子は、川のほうが気になって、公園から土手をのぼってリバーサイドへと足を伸ばしてみたところ、なかなかに素晴らしき景色と出会うこともできました。

ここも公園の一画!?

釣りを楽しむ老紳士や芝生に寝転び黄昏る青年、犬の散歩をするカップルなど、近隣に住む地元ッ子たちがまったりとした時間を楽しむ様子が見られ、三女も思わずホッコリしたのか、「あのお兄ちゃんみたいにここでゴロンしたい!」とおねだり開始、それは気持ち良さそうだとふたりでちょうど良き塩梅の坂となっている芝生に寝転び、しばしイチャイチャタイムを楽しみます(笑)。

かつては魚市場だった?

とはいえ、足立区の荒川の土手って、本当に贅沢な空間に仕上がってるよなぁ……と改めて実感。

ちなみに、実は、荒川区にも「荒川区立尾竹橋公園」が存在するため、訪れる際は場所の確認をお間違えないように。

そして、「千住北魚市場跡」なる石碑が立っていました。今の足立市場からそう遠くもないので、なにかと繋がりがあったのかな? と、いう感じで、お月とふたり、足立区を歩く。していると、その場所のかつての姿を見たいと思う瞬間がしょっちゅうおとずれます。いま現在も素敵な場所だからこそ得られる感情なのでしょう。

尾竹橋公園
住所→ 東京都足立区千住桜木2-10-13
面積→ 16,871 ㎡

出演:お月
写真・原稿:伊勢さん

足立区を歩く。とは?

ほしかぜプレメンバーのひとり「お月」と、ほしかぜ映像担当の「伊勢さん」のふたりで、「足立区いいねっ!」なるFacebookのグループにて投稿していた「父と娘で足立区を歩く。」を、ほしかぜホームページリニューアルにあたり、不定期連載開始。今後は、お月と伊勢さんだけでなく、ほかのほしかぜメンバーにも投稿してもらう予定です。

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